我的大熊猫旅行

主にパンダ遠征記録、パンダ記事が中心、時々歴女やグルメレポな記録もあり。

2022年8月14日彩浜4歳のbirthday@アドベンチャーワールドオンライン誕生日会

2022年8月14日は、和歌山のアドベンチャーワールドにいるパンダの彩浜(さいひん)の4歳の誕生日だ。毎年現地では誕生日会が開催されているが、昨年2021年から、zoomによるオンライン誕生日会も開催されるようになった。現地へ気軽に足を運べないファンにとっては嬉しい限りだ。コロナ禍で多くの不自由を強いられたが、zoomが広く利用されるようになった事により、現地へ行かずとも情報共有が出来るようになったのはとても良かったと思う。

ちなみに昨年は彩浜のオンライン誕生日会の存在を後で知り、見逃してしまうという失態があった。今年は忘れずに申し込んだ。

開始時間は19時30分からだ。開始10分前からアクセス出来る。最初はアクセスが集中するせいか、上手く接続できない時があり焦るのだが、開始5分か3分前くらいだとスムーズに繋がると思う。

19時30分。

本日の司会はパンダスタッフの中谷さんだ。NHKBSのアドベンチャーワールド特集へ出たことがある方だ。

 

扉が開いた。

 

本日の主役「彩浜」の登場だ。

扉の隙間から何を覗いているの?

開けてほしいの?

諦めてこちらへやってきた。

実はここまでの間、運営側の問題でチャット機能が作動しないトラブルが発生していたのだ。ようやくチャット機能が正常に戻ると、怒涛の如くお祝いコメントが殺到していた。

 

彩浜に最後に会ったのは、ちょうどコロナで騒ぎ出した2020年2月以来だ。本当は中国の上海へ行くつもりが、コロナでキャンセルし急遽アドベンチャーワールドへ行くことになったのだ。画面越しではあるが、約2年半ぶりの再会で心が弾む。

2年半の間に随分大きくなった。

パンダスタッフから彩浜への今年のプレゼントは、虹を型取った氷のオブジェ。中国語で虹は「彩虹(cai hong)」だ。だから彩浜の名前にちなんで「虹」なのだ。他には氷のバースデーケーキ、4歳にちなんで数字の「4」を型取った氷のオブジェ、そしてボールを型取った氷のオブジェが4歳にちなんで4つ配置されている。

虹のオブジェがちょうどいい背もたれになっているようだ。冷たくて気持ちがいいに違いない。

参加者から彩浜に直接お祝いメッセージを送るコーナーが設けられた。発言したい人はチャット欄から手を挙げて、何人か指名された。横浜からアドベンチャーワールドに現地入りし、午前の現地の誕生日会だけではなく、オンラインの部の誕生会にも参加したというファン、自宅でケーキを作りお祝いしたというファン、コロナ禍で行きたくても会いに行けないファン、実物の彩浜には会ったことはないけど近いうちにぜひ会いに行きたいファン、彩浜に直接メッセージを送るのは昨年に引き続き2度目だというファンからメッセージが寄せられた。色んなファンがいると思うが、みんな彩浜のお祝いをしたい気持ちは一緒だ。

ここで突然フリーズする。一体何があったのだろう。

スタッフによると突然フリーズするのは、パンダは物音にとても敏感なためその物音を感知したからではないかということ。おそらくバックヤードでスタッフが食事の支度をしていて、その物音に感づいたのではないかということだ。

再び食事続行。

またスタッフによると、彩浜の性格は警戒心が強いそうだ。ただその警戒心が解けると、とてもやんちゃな一面を見せてくれるらしい。

そしてお父さんの永明に似て、グルメになって竹の選り好みをするようになっているようだ。

外見は、お母さんの良浜にとても似てきたと思っていた。しかしスタッフによると、静止している時は良浜に似ているけど、動いている時はお父さんの永明に似ていて、どちらにも似ているということだ。

言われてみれば、動いている時は永明に似ているようにも思えてきた。

 

画面は彩浜の生い立ちを振り返るコーナーに切り替わった。

左が出生時の写真だ。2018年8月14日、体重75gのとても小さな身体で生まれた。パンダの出生時の体重は、平均して100~150gくらいだから平均よりかなり小さい。確か双子で産まれたが、片割れは死産だったと記憶している。

ちなみに右の写真は2歳上の姉の結浜の出生時のものだ。比べてみてもいかに小さくて弱弱しいか明らかだ。

産まれたばかりの彩浜を抱きかかえる母親の良浜(らうひん)。

貧弱過ぎて母乳を飲む力がない。母乳は生まれたばかりの赤ちゃんにとって命綱だ。スタッフが母親の良浜から何とか搾乳を試みる。この数日が生きるか死ぬかの山場だ。

母親からやっとの思いで搾乳した母乳をスポイトで飲ませる。

飲んでくれた!

スタッフの献身な世話が実り、無事彩浜は生命の危機を脱することができた。彩浜自身にも生きようとする生命力があったのだろう。

この時はコロナ禍前だったので、出産にあたり中国から専門家の助っ人が来日してくれていた。

そんな彩浜だったが、今では元気いっぱいなパンダに成長した。

プレゼントの氷のオブジェを次から次へと破壊していく。元気が有り余っているようだ。ここまで無事成長してくれて本当に良かったと思う。

ここから「彩浜の寝相アート」紹介のコーナーに画面は変わった。

ファンからsnsを通じて送られた面白い彩浜の寝相を一挙紹介。

どれも可愛い上に面白おかしい写真ばかりだ。彩浜といったら上記2つの画像のように子供の頃は踏ん反り返っている姿勢がよく見られた。その姿勢が偉そうに見えることから「社長」とファンから呼ばれることもある。

これはスタッフが偶然にも撮影した1枚だそうだ。胸毛?が逆立っているように見えるが、マッチョな彩浜!面白い!!

画面は再び現在の彩浜に切り替わった。

名残惜しいが、そろそろ終了の時間が近づいてきた。

今年こそアドベンチャーワールドへ会いに行こうと思う。そして来年2023年も彩浜のお誕生日をお祝いできることを願っている。