我的大熊猫旅行

主にパンダ遠征記録、パンダ記事が中心、時々歴女やグルメレポな記録もあり。

2022年3月19日ライブデザート~トシ・ヨロイヅカ東京~記録

京橋エドグランにトシ・ヨロイヅカ東京のお店がある。東京駅からも近い場所だ。

1階は、ショップ、カフェ、2階はサロンになっている。2階のサロンでは寿司カウンターの如く、目の前でスイーツを作り提供してくれるライブデザートが楽しめる。

いつか行ってみたいとずっと思っていたのだが、ある日予約なしで立ち寄ってみたところ、運よく席が空いており入店することができた。その時はコロナ禍だからだったかもしれない。席は午後12時過ぎで半分埋まっていた。席があいている時もあるかもしれないが、予約していった方が確実だと思う。

メニューは2000円と3000円のコースがあった。違いはリゾットがあるかないかだけだ。折角だから3000円の方にした。ちなみにドリンクは別料金だ。

「本日の前菜」

生チョコだった。目にも美しい。あっという間に完食した。

「苺のリゾット」

苺にリゾット?と思ったが、これがとても美味しかった。苺のみじん切りが入っており、苺はアクセントでチーズの方が強く感じた。いい塩梅だった。

デザートは5種類から選べた。「浮島」という和風モンブランにした。座ったカウンターからデザートの製作が見えるのだが、このデザートを作ってくれたパティシエさんが、モンブランの一番上にある月の形をした飾り(チョコレートではなかった)を飾る位置に納得がいなかかったようで何度もやり直していた。私は細かいことは気にしないので、それを見ながら「もういいよ・・」と声を掛けたくなってしまうくらいだった。やはり職人だから1ミリの角度の違いでも気になるのかもしれない。

さてお味の方だが、美味しくいただいた。しかしリゾットが濃厚な味だったせいか、モンブランの抹茶クリームがくどく感じてしまった。単品であれば感じなかったかもしれないが、もう少しあっさりしたデザートを選べばよかったかもしれない。

しばらくすると、見覚えのある人が厨房内に入ってきた。ご本人の鎧塚俊彦氏だ。本人が時々、お店に顔を出し手伝うことがあるとは聞いていたが、まさかその場面に遭遇とは驚いた。カウンター客の一同は少しどよめいた。来店客の一人一人に対して「本日はようこそおいで下さいました」と丁寧にあいさつされていた。とても物腰の柔らかい方だ。あいさつされるとすぐに部下のパテシェ達と一緒にデザートを準備したり、食器を洗ったり片づけたりとあくせく働いていた。鎧塚氏のような有名人だと、横柄だったり上から目線でも不思議ではないのだが、全くそんなことはなく誰に対しても分け隔てなく謙虚である姿勢に感銘を受けた。
私の隣に座っていたマダムが鎧塚氏と写真を撮りたいとのことで、ツーショット写真を撮ってさしあげた。私もそれに便乗し、ご本人だけの写真を撮らせていただいた。忙しい合間に仕事を中断させてしまい申し訳なかったが、嫌な顔ひとつせず快く応じていただいたことに感謝申し上げる。

見た目も味も申し分ないが、オーナーである鎧塚氏の人柄に触れ、ますますトシ・ヨロイヅカのファンになってしまった。季節ごとにデザートの内容が変わるようだ。また来たいと思う。