我的大熊猫旅行

主にパンダ遠征記録、パンダ記事が中心、時々歴女やグルメレポな記録もあり。

ミユキちゃん安らかに

突然の訃報だった。

王子動物園ホッキョクグマのミユキが亡くなった。1月13日の朝、飼育員が動かなくなっているのを発見したそうだ。前日まで普段どおり元気に動いていた投稿を見ていたから、信じられなかった。死因は、肝臓の多発性嚢胞による肝不全だそうだ。高齢のホッキョクグマに多いらしい。2022年の検査で肝疾患が疑われていたので、投薬治療や食事に配慮してケアしていたそうだ。最近、再びお腹が張ってきたように見受けられたので、昨年の春に手術を受けた臍ヘルニアが再発してしまったのかな、と心配していたのだが、肝疾患でお腹の膨らみが目立っていたのかもしれない。

ミユキは国内最高齢のホッキョクグマだったから、いつお別れの時が来てもおかしくなかったし、近いうちにそんな時が来るのかもしれない、となんとなく思ってはいたが、そんなことは全く感じさせないくらいの状態だった。先月、旭山動物園からゆめちゃんという子供のホッキョクグマが来園した際には、少し戸惑っていたようにも見受けられたが、飼育員さんがゆめちゃんに用意したポリタンクを、みゆきちゃんも気に入ってしまい、まるで子供のようにはしゃいで遊んでいたので、若返ったかのように見えていた。だからまだまだ最高齢を更新するのではないかと思っていたから、突然の知らせに喪失感が半端なかった。

喪失感でいっぱいだったのは、私だけではない。多くのミユキのファンがその死を悼んだ。亡くなった日のXのタイムランは、いつもパンダのタンタンで埋め尽くされていた投稿も、ほぼミユキの投稿で埋め尽くされていた。王子動物園といったらタンタンだけど、ミユキも負けないくらい多くの人に愛されていたのだと思うと嬉しく思う。

昨年の11月にミユキをたくさん見ることが出来て本当に良かったと思っている。たくさんの写真と動画を撮ることができた。一つ後悔しているのは、もっと早くからミユキに興味を持っていればよかったということだ。

これからはお空の上から王子動物園の仲間を見守っていてね。

近いうちに献花に伺います。

ありがとう、ミユキ。