我的大熊猫旅行

主にパンダ遠征記録、パンダ記事が中心、時々歴女やグルメレポな記録もあり。

2022年9月14日永明30歳のbirthday@アドベンチャーワールドオンライン誕生日会

午後5時30分、永明の30歳の誕生日会オンラインの部スタートだ。昨年に続き2回目の参加となる。

司会はパンダスタッフの中谷さんだ。

扉が開いて永明の登場だ。実は暫く永明が出てこないというプチハプニングがあった。どうやらその前まで昼寝をしていて、中々起きてこなかったらしい。

今年の永明への誕生日プレゼントだ。氷のケーキと30を型とった氷のオブジェだ。

プレゼントのところまで来てくれたが、背を向けてしまった。それにしても背骨が、、、。パンダの30歳は人間で言うと90歳くらいだから、仕方がない。

屋外のパンダラブ前にいる男性飼育員の宮下さんと中継が繋がった。

永明30歳の誕生日を記念して、竹の月明りがお披露目された。パンダフタッフの皆さんによる製作だそうだ。

竹のドリルの穴開けは、来場者の方にも携わってもらったそうだ。

どれもパンダ愛を感じるような素敵なものばかりだ。

再び永明の映像に戻る。

永明が2歳の時、初めて来日した時の写真(左)が紹介された。
右は最初のパートナーの蓉浜(ようひん)。

  • 永明と蓉浜の微笑ましい写真。

  • 残念ながら蓉浜は亡くなってしまったが、続いてパートナーとして中国からきたのが梅梅(めいめい)だ。良浜のお母さんだ。来日した時は良浜を既に身籠っており、日本で出産したのだ。柵越しで対面する永明(奥)と梅梅(手前)。
    永明は梅梅のことがとても気に入ったようで、お腹をみせたりしていたようだ。

 

永明と梅梅の間に初めての子供が生れた。雄浜(ゆうひん)という雄パンダだ。雄浜は2歳で中国へ帰国するが、父親の永明同様、その後たくさんの子孫を残している。

その後も永明と梅梅の間に次々と子供が誕生した。しかし梅梅は残念ながら病気で亡くなってしまった。

梅梅亡きあとは、梅梅の子供である良浜が永明のパートナーとなり、永明の血を受け継ぐ子供をたくさん産んだのだ。

中国以外の国で、ここまでパンダの繁殖に成功したのは他にない。中国へ渡った永明の子供たちもさらに繁殖を重ね、永明の血を受け継ぐパンダが世界中に広がっている。中国からも一目置かれた存在であり、永明の血を引いたパンダたちは「浜一族」とも言われている。まさに永明はパンダ界のレジェンドなのだ。

画面は、「飼育スタッフが、永明からしあわせをもらった瞬間」に切り替わった。

1つ目は「自分たちが用意した竹をおいしそうに食べてくれた時」だそうだ。
永明はとてもグルメなパンダを言われており、気に入った竹しか食べてくれない。飼育員泣かせで、苦労も多いようだ。だから美味しそうに食べてくれた時は喜びもひとしおなんだそう。
ちなみにアドベンチャーワールドのパンダの餌となる竹は、和歌山県産ではなく大阪の岸和田産だそうだ。

2つ目は「完璧なベストポジションにいてくれる」ことだそうだ。

つまり写真を撮影したいときに、こちらが指示しなくてもいい位置にいてくれるということだ。やはり動物だから、思うようには動いてくれないことが多いのだが、永明に関してはとてもいい位置で座ってくれるのだ。とても賢いのではないだろうか。この画像はある年の父の日、以下、29歳の誕生日と平成最後の誕生日会ものが紹介された。いずれも完璧なベストポジションだ。

3つ目は「プレゼントでたくさん遊ぶ!」ことだそうだ。飼育員さんたちが用意したプレゼントでいつも嬉しそうに遊んでくれるのだそう。塩反応より、喜んでもらえた方があげた方は断然嬉しいものだ。

4つ目は「永明の話題でもちきり!」であることだそうだ。
これは飼育員さん同士のコミュニケーションにも一役買っているようだ。
また司会の中谷さんが家族旅行でアドベンチャーワールドに来た時に、初めて見たパンダが永明だったそうだ。そして今このようにパンダの飼育スタッフに従事している、だから永明には縁を感じているという素敵なエピソードを披露してくれた。

最後は「永明が元気で過ごしていることが一番のしあわせ!」という、飼育スタッフの永明への愛情が溢れているものだった。

当の永明は相変わらず竹を美味しそうに食べていた。気に入った竹なのだろう。

竹あかりが点灯された!

最後に宮下さんの永明とのエピソードを披露してくれた。夜勤の時に、永明と男同士の会話をすることがあるそうだ。永明は賢いからその気持ちを理解してくれたのではないだろうか。

これからも元気でいてくれる事を願ってやまない。

🐼永明は2023年2月に中国へ帰国した。

これが残念ながら最後の誕生日会になってしまった。しかし永明は居なくなってはしまったが、2023年も近況報告も兼ねて31歳の誕生日会を開催するようだ。楽しみにしている。