我的大熊猫旅行

主にパンダ遠征記録、パンダ記事が中心、時々歴女やグルメレポな記録もあり。

2022年9月6日良浜22歳のbirthday@アドベンチャーワールドオンライン誕生日会

和歌山のアドベンチャーワールドで飼育されているパンダの良浜(らうひん)の22歳の誕生日会がオンラインで開催された。実は昨年もあったのだが、見逃してしまっていた。今年は忘れないよう申し込んだ。17時30分スタートだ。

司会はパンダスタッフの品川さんだ。

良浜への誕生日プレゼントは氷のオブジェだ。真ん中に数字の「22」、左から氷のケーキ、2022年9月6日現在、パーク内にいる良浜の子供たちのアイコンを型取った氷のオブジェ「桜と桃(桜浜桃浜)」「リボン(結浜)」「虹(彩浜)」「楓(楓浜)」が並べられている。

この氷のケーキは人間が食べられそうなくらい美味しそうに見える。

本日の主役「良浜」の登場だ。

氷のケーキには目をくれず竹を食べ始めてしまった。

良浜はこれまで10頭のパンダを出産し育てている。日本で飼育されているパンダの中で、こんなに多く出産経験のある個体は他にいない。それにパンダの出産頭数10頭は十分な子だくさんだ。まさにゴッドマザーの名にふさわしいだろう。

画面はこれまでの出産シーンを振り返るコーナーに切り替わった。

最初の出産は2008年9月13日だ。陣痛を迎えまもなく出産という場面だ。初めての出産だからか、不安そうな表情が伺える。

無事双子を出産した。永浜(雄)、梅浜(雌)だ。

2010年8月11日、2度目の出産を迎えた。

スタッフもお手伝いする。二度目とはいえ、まだぎこちない。

この時も双子だった。海浜(雄)、陽浜(雌)だ。

3度目の出産は、2012年8月10日だった。

お母さんにとても大事にされているのがわかる。我が子が可愛くて仕方がないといった様子だ。この時生まれたのが、優浜(雌)だ。双子ではなく一人っ子で生まれたので、他の兄弟と争う必要もなくお母さんの愛情を独り占めだ。そのせいかのんびりした性格に育ったという。優浜まで既に中国へ帰国している(2022年9月16日現在)。

2014年12月2日、桜浜、桃浜誕生。

パンダは双子を同時に育てるのは難しい。そのため野生化では、生命力のある方しか生き残れないという。飼育下では、人間の手を借りて一頭ずつ入れ替わりで育てることが多い。しかし良浜は母性が強いのか、双子を同時に育てていたのだ。パンダでは珍しい行動だろう。

スタッフからミルクをもらっています♪

2016年9月18日、4度目の出産を迎えた。

結浜(ゆいひん)と名付けられた。結浜はパーク内で生まれたパンダの中で一番大きく生まれた(200g弱)。だから生まれた時から健康優良児なのだ。

最初の頃の出産はぎこちなかったが、4度目ともなるとご覧のとおり余裕の表情だ。

出産育児に関して人間のスタッフとの信頼関係も十分築かれていたそうだ。

結浜はお母さんが大好きで、いつもべったり甘えていた。

5度目の出産は2018年8月14日、彩浜(さいひん)誕生だ。

75gの超未熟児で体温調節も出来ず自力で母乳を飲む力もなく生死をさまよっていた。

スタッフが母親からの母乳の搾乳に成功し、何とか生命の危機を脱することが出来た。

その後はすくすくと元気に成長していった。

彩浜が最後の子供かと思いきや、2020年11月22日6度目の出産を迎えた。

最初は雄だと思われていたが、その後雌と判明した。パンダあるあるだ。楓浜(ふうひん)と名づけられた。

この時はコロナ禍で、中国からのスタッフが来日出来ず、日本人スタッフだけで出産に挑んだが、無事成功した。良浜は子供が大好きで、一緒に遊ぶもの好きだそう。その母性の強さは画像からもよく伝わってくる。

画面は現在の良浜に切り替わったが、まだ竹を食べていた。

最後にようやくケーキのところまで来てくれた。

もう出産はないと思うが、今までたくさんの子供を産み育ててくれてありがとう。これからも元気で長生きしてくれることを願っている。秋に会いに行くつもりだ。