JR馬喰町駅の2番出口を出ると、目の前にローソンが見える。さらに真っすぐ進んで2つ目の角を曲がった少し先にあるはずなのだけど、、、
あれ、ここではなかったのかな?道を間違えたかな?と思ったら、入口に小さな看板が立っていた。ここだ!
アガタ竹澤ビルの2階にその店はある。「puukuu(プークー)食堂」。
puuはフィンランド語で「木」、kuuは「月」を意味し、puukuuは木の月をイメージした言葉だそうだ。
ここはミナペルホネンが経営するカフェだ。ミナペルホネンは以前から興味はあったのだが、気軽に手を出せるという値段ではない。たまたまカフェがあることを知り、行ってみようと思った。噂通り、素通りしてしまうようなわかりにくい場所にある。
13時少し前だったが、店内は3名ほど客がいた。席は空いていたので、空いているところに腰掛けた。口コミで見たところカレーが美味しいという評判だったが、この日はメニューになかった。季節ごと変わるのだろうか。「キッシュ+サンドウィッチプレート」にした。
折角なのでデザートにチーズケーキも頼むことにした。
古い雑居ビルなので、部屋の造りに年季を感じるが、インテリアはミナペルホネンの世界観だろうか、お洒落にリフォームされており、だがとても居心地がいい。店名のとおり、木と月をイメージさせる造りだ。店内のインテリアは細部に至るまで素敵だったので写真に収めたかったのだが、他のお客さんがいたので、あまりジロジロ見るわけにはいかず、座席周辺のみ撮影した。
「キッシュ+サンドウィッチプレート」だ。お店のコンセプトとして、食において「良質な材料を無駄のない循環で」という思いがあるようだ。有機野菜生産者からの野菜を使用しているらしい。栄養満点で思ったよりボリュームがあった。季節の野菜も使われている。特にキッシュが美味しかった。ちなみに食器類も全てミナペルホネンのものを使用しているようだ。
デザートのチーズケーキも絶品だった。これはおすすめだ。
おひとりさまも多く、気負わずくつろげる場所だった。料理もおいしいし、インテリアにも癒される。接客も良かった。まさに隠れ家にふさわしい場所だと思う。いいお店を見つけられて嬉しくなった。また再訪しようと思う。
ちなみにお店の隣が御手洗だったのだが、ありきたりのトイレだったが清潔に保たれていた。とてもいい香りがしたので店員さんに聞いてみたところ、多分イソップの芳香剤ではないかと言う。そんなところにも気を配っているのが素敵だと思った。私も自宅のトイレをイソップの芳香剤で奇麗に保ちたいと思った。